秩父消防本部 水難救助隊

水難救助隊の紹介

埼玉県、山梨県、長野県の3県が境を接する甲武信ヶ武を源流とする荒川や、そのほかの支流、ダム湖での水難事故に対応する水難救助専門部隊です。特に長瀞町では、国の天然記念物に指定された長瀞渓谷の岩畳を流れる荒川でのライン下りやラフティングなどの川遊びが盛んであり、多くの観光客を魅了しています。一方で観光客の増加により、川遊びに起因した水難事故も増加傾向となっています。
このような水難事故に迅速かつ的確に対応できるよう、専門的な知識・技術を有する隊員により、秩父消防本部水難救助隊が構成されています。

 

活動状況

毎年定期的にダム湖などの静水域で潜水訓練や、長瀞町の荒川河川で急流救助訓練を実施しています。
また、埼玉県警察や長瀞町等で船を運航する民間業者と年1回訓練を積み、水難事故に対する連携体制の更なる強化を図っております。

水難事故にあわないために

〇長瀞河川の注意点
・岩畳周辺の河川は一見すると流れが緩やかに見えますが、水中は流れが強く深くなっている箇所があり、流される危険があります。過去にも対岸へ歩いて渡ろうとした際に、川の流れが強く流されてしまった事案が発生しています。
・流れが複雑な場所では、水中で渦が発生していたりします。一度入ると簡単には脱出できなくなることがあります。
水難事故を防ぐために
・川遊びをするときには、救命胴衣(ライフジャケット)を着用する。
・お酒を飲んだら川に入らない。
・ボールやサンダルが流されても、取りに行かない。
・保護者は子供から目を離さない。
・水辺では小さい子供だけでは遊ばせない。
・増水しているときには、川に入らない。
・川の情報を把握し、警報が鳴ったら直ちに避難する。

関係機関ホームページリンク

長瀞・皆野地区荒川水難事故防止対策協議会
長瀞・皆野地区の荒川において、平成25年に水難事故が多発したことを受け、関係機関で『長瀞・皆野地区荒川水難事故防止対策協議会』を平成25年10月に組織しました。
対策協議会において議論を重ねた結果、平成26年3月17日に『長瀞・皆野地区の荒川における水難事故防止共同宣言』を採択し、関係機関が協力して河川利用者等に周知、働きかけを行っていくことになりました。

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