ここ最近、全国各地で住宅火災が多発しており、尊い命が失われています。
また、大分県大分市佐賀関で発生した火災では、多数の住家被害が確認されています。被災・避難された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
秩父消防本部管内においても、10月から4件の火災が発生しています。そのうち3件は建物火災で、火災により2名の方が尊い命を落とされました。
これからの時季は、空気が乾燥し火災が発生しやすく、火災が発生すると強風で延焼が拡大し、大規模な火災となる可能性が高くなるため、今一度、火災予防に努めましょう。
1 住宅火災を起こさないために次のことに注意しましょう。
- 暖房器具(ストーブなど)の近くに燃えやすい物を置かない。
- コンロを使うときは、その場を離れない。
- 電気器具は正しく使い、タコ足配線はしない。コンセントのほこりなど定期に掃除する。
- 寝たばこ、たばこの投げ捨てはしない、させない。
- 家のまわりに燃えやすい物を置かない。
※その他 住宅火災からいのちを守る10のポイント。「逃げ遅れ」を防ぐために。 | 政府広報オンライン を参照してください。
2 林野火災(山火事)の予防
例年、これから5月頃にかけて、多くの林野火災が発生する傾向にあります。林野火災は、たき火、たばこ、放火(疑いを含む)等の人的要因による出火原因が多く、ひとたび火災が発生すると早期に拡大し、消火活動が困難となり人命や家屋等を危険にさらすことになります。林野火災の大部分は、ひとりひとりの注意で防ぐことができます。人命や財産を火災から守るため、林野での火気の取扱いには十分注意しましょう。
林野火災を起こさないためのポイント
- 空気が乾燥する時季は火の取扱いに十分気をつける。
- 枯れ草等がある火災の発生しやすい場所ではたき火をしない。
- 強い風が吹いているときは、たき火をしない。
- たき火などの火気使用中はその場を離れない。また、火気使用後はその場を離れない。
- 喫煙は指定された場所で行い、たばこは確実に消火しポイ捨てはしない。
- 火遊びはしない、させない。
※焼却行為を行う場合は火災予防条例に基づき、「火災とまぎらわしい煙又は火炎を発する恐れのある行為の届出書」を最寄りの消防署へ提出してください。
小さな意識が火災予防に繋がります
ちょっとした不注意や油断から、火災になった事例が多くみられます。
『今しようとしていることは危険行為じゃありませんか?』
『身のまわりに危険は潜んでいませんか?』
日頃から防火意識を持ち、地域一丸となり火災予防にご協力をお願いします。