広域化

なぜ広域化が必要なの?

現在、人口減少や節水型社会への移行に伴い料金収入の減少が見込まれることに加え、老朽浄水場等の施設や管路の更新、大規模災害時等に備えた耐震化、応急給水および応急復旧対策等の財源確保の必要があります。このほか、技術や経験がある職員の退職による技術者の不足なども危惧されています。
これらを考慮するとさまざまな課題を単独の水道事業者で解決していくことは困難であるため、広域化が必要となっています。

広域化のメリットは?

水道広域化は、水道事業の財政面、人材を含む技術面や管理体制等の組織面、施設等の整備面それぞれの基盤強化に有効と考えられます。
その効果とすると、例えば秩父地域全体で見ると水道施設には能力に余裕があるため、これを広域化して浄水場等の統廃合を行うことにより建設工事費用を削減できるとともに国の補助制度を活用することも可能となります。また、日常業務を共同化し効率的な人員配置等を行うことにより費用削減を図りながら、サービス水準を一定レベルに引き上げる効果も期待できます。
加えて、ちちぶ定住自立圏形成協定の実現に向けて具体的な取り組みを定めた「ちちぶ定住自立圏共生ビジョン(第2時二訂版)」によれば、平成25年4月1日現在、標準世帯の1ケ月の使用量である20㎥使用時の秩父圏域の平均水道料金は県平均と比較すると約2割高くなっています。この現状の下で様々な水道事業の課題を各水道事業体単独で解決しようとすると大幅な料金の値上げがさらに必要となってしまいますが、秩父圏域全体で合理的で効率的な水道事業の運用を行うことにより将来の水道料金高騰を抑制することも期待できます。

広域化の経緯

 

 

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