秩父クリーンセンター改良工事の請負契約について

随意契約により工事請負契約を締結

秩父クリーンセンター基幹的設備改良工事の実施にあたり、請負契約を現在の施設の設計施工業者である日立造船株式会社と随意契約により締結しました。

契約金額 1,998,150,000円
契約工期 平成24年8月7日から平成27年3月29日

随意契約によることとした理由は、

  1. 既存の建物や機器と更新する機器の両立、互換性が必要
  2. ごみを焼却しながら工事を並行し実施するため、施工者は技術力と既存施設全体の性能を把握することが必要
  3. 製造業者により焼却炉の構造が異なるため、施工者は施設全体の性能的な保証が必要

これらの条件を満たすのは、現在の施設の設計施工業者以外の業者では困難であるためです。

同様の工事を実施している他の自治体を調査した結果、当組合と同様に施設を継続的に安全かつ適切に運転・維持管理が行える補償の確保などを理由として、すべての自治体において当初の施設の建設工事を施工した業者と工事請負契約を締結しておりました。

設計金額及び予定価格の積算に際しては、一般財団法人日本環境衛生センターがそれぞれの金額の妥当性を検証したうえで、適正な金額を設定いたしました。

現在の施設の建設工事において談合した日立造船株式会社と契約締結したことについては、

  1. 建設工事の入札に参加した5社を相手に提起した損害賠償請求訴訟は和解しており、決着済み
  2. ごみ焼却炉の国内大手製造業者の5社すべてが談合事件に関与していたことから、今回の改良工事を受注可能であるかを照会することは適当でない

これらの理由を判断材料としました。

このような経緯から、今回の改良工事は、現在の施設の建設の設計施工業者である日立造船株式会社との随意契約といたしました。

 

 

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秩父クリーンセンター
Tel:0494-24-8050